2011年3月17日木曜日

円、90円台前半〔NY外為〕(23日朝)

 【ニューヨーク時事】23日午前のニューヨーク外国為替市場では、財政悪化に直面するギリシャの救済策をめぐる不透明感を背景に基軸通貨のドルが買われる中、円相場は1ドル=90円台前半で若干弱含んでいる。午前9時10分現在は、90円30?40銭と前日午後5時(90円08?18銭)比22銭の円安?ドル高。
 25?26日に開催される欧州連合(EU)首脳会議を前に、市場は引き続きギリシャ支援の動向に注目している。ユーロ圏非公式財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長が22日、「加盟国はギリシャを見捨てない」と発言する一方で、ドイツのメルケル首相は同日、EU首脳会議でギリシャに対する「緊急支援」の議論は不要との見解を示した。これを受けて欧州各国の足並みが乱れているとの見方が強まり、対主要通貨でユーロは軟調となった。EU首脳会議で、ギリシャ支援の具体策が出るかどうかに市場の関心は注がれており、ドル円相場自体は動きづらい状態となっている。
 市場はまた、この後発表される2月の米中古住宅販売件数、この日午後に予定されているサンフランシスコ連銀のイエレン総裁による講演内容にも注目している。
 一方ユーロは、同時刻現在1ユーロ=1.3525?3535ドル(前日午後5時は1.3553?3563ドル)、対円では同122円15?25銭(同 Atlantica rmt
122円17?27銭)。(了)

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引用元:ローズ(Rose) 専門サイト

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